中期経営計画策定セミナー「将軍の日」を開催しました

2023年6月20日(火)

 中期経営計画策定セミナー「将軍の日」を富山県民会館にて開催しました。

 「将軍の日」とは、戦国時代の将軍が戦場から離れた陣営で戦局を見極めながら戦略を立てていたように、 経営者の方が日常業務から離れて、自社を取り巻く経営環境を見つめ直し、会社の5ヵ年計画を立てるためのセミナーです。

 当日は5社様が参加され、「自社の強みや弱みがわかって、今後すべきことが明確になった」、「弱点が明確になった、今後は数字と向き合って経営を学んでいきたい」といったお声をいただきました。

 今回はその中期経営計画作成についてご紹介します。

【中期経営計画作成のメリット】

①現在の現在の課題を明らかにして改善できる

経営計画作成すると、自社の強みと弱み、外部環境などを把握する良い機会になります。その中で会社の課題が明らかになり、改善へ向けて行動するきっかけになります。

②会社の方向性が定まる

経営計画は、いわば目的地までの地図です。明確な目的地とそこまでの道筋を示す地図があるからこそ、道を逸れて迂回路を経由するなどして目的地に近づくことができるのです。

③社員のモチベーション向上につながる

経営計画で立てた目標を部門や店舗ごと等に落とし込むことにより、社員のやるべきことも明確になり、目標達成に向けて行動しようとやる気が高まる社員も増えるでしょう。

④国や金融機関から支援を受ける時に有益な資料となる

国などの公的な支援を受ける際や、金融機関から融資を受ける場合には、経営計画の提出を求められることがあります。

【将軍の日の1日の流れ】

①自社分析

自社の強みや課題を整理し、明確にするため自社分析をします。

②経営理念・中期経営目標

会社の経営理念=存在意義を定め、5年後のありたい姿を設定します。

③数値計画作成

売上や経費計画に加えて、資金繰りも加味した具体的な数値計画を作成します。

④当期経営目標

中期目標を確実に達成するために、初年度の目標を設定します。

 現代は将来を見通すことが困難で正解のない時代です。しかし、会社の未来は社長様が作っていかなければなりません。そんな時に社長様の第一歩を踏み出す助けになるのが経営計画ではないでしょうか。作ってすぐに効果が出ないかもしれません。それでも、計画を立てそれを達成していく。その積み重ねで目標達成ができる経営体質ができ、会社は少しずつ良くなっていくはずです。ぜひ、経営計画を作成してみてはいかがでしょうか。