【コラム】オンライン事業所年金情報サービス始まる

毎月の社会保険料額情報等の電子データで受け取れる「オンライン事業所年金情報サービス」についてのお話しです。

オンライン事業所年金情報サービスとは

日本年金機構は事業主が毎月の社会保険料額情報等の電子データをe-Govのマイページで受け取れるサービスを2023年1月にスタートしました。利用申し込みから各種情報・通知書の受け取りまでがオンラインで完結し初回の申し込み以降は定期的に受け取れるようになります。

サービスのメリット

①紙の通知よりも早く受け取り確認ができます。
納入告知書などの到着前に毎月の社会保険料額を確認できる等、これまでよりも早く各種情報・通知書の受け取りができるようになりました。

②定期的に受け取りも可能に。
一度申し込みをすれば定期的に届きます。これまでのように随時電話で確認する等は必要ありません。

③データの活用が可能に。
電子データで受け取れるため、社内システムで取り込み、自社で保有するデータとの突合を行うなど業務効率化等、DX推進の一助になります。

電子データで受け取れる各種情報や通知書

・社会保険料額情報

・保険料増減内訳書

・基本保険料算出内訳書

・賞与保険料算出内訳書

・届け出に必要な被保険者データ

・決定通知書

サービスの利用方法

これを利用するためにはGビズIDが必要です。GビズIDとはデジタル庁が運営している認証システムです。1つのアカウント(ID・パスワード)で複数の行政手続きが可能になり無料で利用することができます。発行まで2週間程度かかります。すでにGビズIDを取得している事業所はすぐに利用ができます。

オンライン事業所年金情報サービスの利用はGビズID取得後e-Govのマイページにログインし、利用の申し込みをするとマイページにデータが届きます。

官庁も郵送を減らしていくことと、迅速な通知体制を進めていますね。

紙による通知を減らし、情報利用できるようになるとよいですね